こんにちは!平野歯科医院 藤沢です。
みなさんは、歯にまつわることわざや慣用句をどれくらいご存知でしょうか?
実は、沢山あるんですよ。
今日はその中から、【初級編】として、どこかで聞いたことがあるようなものをいくつかお伝えいたします!
みなさんはいくつ分かるでしょうか?
①歯が立たない
相手の力が自分より上で、勝ち目がないことです。語源は、食べ物がかたくて噛むことができないという意味から来ています。
例文:私には全く歯が立たない相手だ。
②歯に衣(きぬ)着せず
物事をつつみ隠すことなく、思ったことを率直に言うこと。またはっきりと、飾らないでずけずけ言うことです。
例文:彼は、歯に衣着せぬ言い方のコメンテーターとして人気がある。
③歯切れが悪い
言い様がはっきりしないさま。きっぱりと言い切ることがなくじれったい様子などを意味します。
例文:父はいつも母に対して歯切れが悪く、口げんかで負けている。
④歯がゆい
自分の思い通りにならず、いらだたしく、じれったい気持ちのことです。
例文:私はその件で、とても歯がゆい思いをした。
⑤奥歯に物のはさまったよう
思っていることや言いたいことをはっきりと言わずに、なんとなくぼかしている感じのことを指します。
例文:奥歯に物がはさまったような言い方はしないで、嫌ならはっきりと嫌と言って欲しい。
⑥歯が浮くような
軽薄で見え透いた言動に接して、不快な気分になる様子のこと。また、不快な音を耳にして、歯が浮き上がったように感じる様子を指します。
例文:歯が浮くようなお世辞は要らない。
⑦歯の抜けたよう
まばらで、ふぞろいなさま。また、あるべきものが欠けて、寂しい様子を指します。
例文:あそこの商店街は、後継者不足のためにところどころシャッターが閉まり、歯の抜けたようになっていて、寂しくなる。
⑧歯ぎしりをする
歯を強くかみ合わせて音をたてること。そこから、くやしい様子を指すようになりました。
例文:昨日の試合で1点差で負けてしまい、悔しくて歯ぎしりをする。
⑨目には目を、歯には歯を
他人の目を害した者は自らの目をもって償い、歯を害した者は歯をもって償わなければならないという意味。被害と同等の報復を行うのが当然だとする例えです。
古代バビロニアのハンムラビ法典にある言葉として有名ですね。
例文:母は息子に、目には目を歯には歯をで、意地悪をされたらやり返せと教育した。
こんなにも種類があるなんて驚きですね。
【中級編】【上級編】【超上級編】もお伝えしますので、お楽しみに。
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