犬の歯石はたった3日で出来てしまう!?

定期検診の時に、歯科衛生士から「歯石が溜まっています」と言われたことはないでしょうか?

そもそも歯石とは、歯垢(プラーク)が唾液の中に含まれているカルシウムと石灰化し、歯の表面にこびりついてしまうものです。

歯の表面は本来ツルツルとしています。

しかし、歯石が付いてしまうと歯の表面が凸凹になってしまい、汚れが付きやすくなってしまいます。

汚れが付くと、そこが細菌の住処になり、さらに歯垢がたまりやすくなります。

この歯垢を放置してしまうと、細菌から毒素が出てきて歯周病の原因になるので注意が必要です。

ここで皆さんにクイズです!


人間は、何日くらい歯を磨かないと歯石が形成されてしまうと思いますか?

正解は、プラークができるのは24時間です。

その後、石灰化し始めるのは4〜8時間後、また2日後には50%が完成。

12日後には立派な歯石が完成してしまいます。

それでは、今日のブログのタイトルにもあるように、わんちゃんの歯石は何日で出来てしまうと思いますか?

正解は2、3日経過したら出来てしまいます。

人間よりも約4倍のスピードで歯垢が形成されてしまうというわけですね。

なぜこのような違いがあるのかというと、人間の口腔内は弱酸性ですが、わんちゃんの口腔内はアルカリ性だからです。

アルカリ性だと歯垢が歯石に変化しやすいと言われています。

あとは、単純にわんちゃんは自分で歯磨きが出来ないので、磨き残しがあるのも原因でしょう。磨き残しがあると、歯垢が出来てしまうのは人間も同じです。

実は、歯ブラシだけでは口の中の汚れを60%ほどしか落とすことはできません。

歯間ブラシやフロスを利用することで80〜90%の汚れを落とすことが可能です。

丁寧に歯磨きをして、お口の中の健康を守りましょう。

毎日丁寧に磨いていても、歯垢が残ってしまうことがあります。

そんな時には、歯科医院にてクリーニングを受けることをオススメします。

歯科医院での歯石除去の治療は、国家資格を持つ歯科医師と歯科衛生士にのみに認められています。
プロが行うことで、より完璧にお口の健康を守ることが出来ますよ。

クリーニングのご相談だけでもお待ちしています!


歯に関するご相談・ご予約はお電話にて承っております。

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