どうして虫歯ができるの?

どうして虫歯ができるの?

こんにちわ!
平野歯科医院 藤沢です。

だんだんと過ごしやすい秋の気候になってきましたね。 

みなさん虫歯ができる原因をご存知ですか?
今日は、どうして虫歯ができてしまうかを説明していきます。

 

 口の中には細菌がたくさんいます。歯磨きをしっかりしている人は、1000億~2000億個、あまり磨かない人は4000億~6000億個、ほとんど磨かない人に至っては1兆個を超えます。
思っていたよりもずっと多いのではないでしょうか?

 むし歯の原因菌はミュータンス菌と呼ばれる細菌で、食べ物や飲み物に含まれる糖質を好みます。「甘いジュースばかりを飲んでいるとむし歯になるよ!」などと言われた経験がある人も多いのではないでしょうか?

ミュータンス菌は糖質を餌にして、ネバネバとした物質を作り、これが歯についてプラーク(歯垢)となります。
そして、プラークの中で細菌が酸を作り出し、歯の表面のエナメル質を溶かします。

エナメル質は人間の身体の中で一番硬い物質とも言われ、鉄やガラスなどよりも硬く、水晶と同じくらいの硬さがあると言われています。しかし、エナメル質は酸には弱いので、酸で溶けてこれがむし歯となるのです。

 

最近はよく知られるようになりましたが、実は赤ちゃんの時には口の中には細菌はいないのです。
しかし、6歳ころまでには多くのお子さんのお口の中にミュータンス菌が見られるようになります。また、早い時期に家族の唾液などを通してミュータンス菌に感染してしまうと虫歯になりやすいミュータンス菌と付き合わないといけなくなります。

3歳頃まで口移し等を行わず、注意してお口のケアをしっかり行っておくと、ミュータンス菌の活性差が出ると言われており、乳歯が生え揃う3歳ごろまで気を付けてもらった子どもは、一生むし歯になるリスクが低いとされています。

 では、少しロマンティック?な話を考えてみましょう。
むし歯がある恋人とキスをしたら、自分もむし歯になってしまうのでしょうか?
結論から言うとNOです。
家族から赤ちゃんにミュータンス菌をうつしてしまうのと同じで、恋人に菌はうつってしまう可能性があります。
しかし、菌がうつったからといってすぐむし歯になるわけではありません。先程の説明のように、プラークに気を付けてしっかり予防していればむし歯を防ぐことができます。

 食生活とむし歯予防をしっかりして健康な歯で生きていきたいですね。

歯に関するご相談・ご予約はお電話にて承っております。

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