みなさんは、歯周病検診をご存知でしょうか?
「歯科検診」や「定期健診」は聞いたことがあっても、「歯周病検診」は聞いたことがないという方もいるかもしれません。
そこで、今回は歯周病検診についてお話いたします。

歯周病検診とは、その名の通り「歯周病」に特化した検診です。
実は、歯周病は日本人の歯を失う原因の第1位なんですよ。
そんな歯周病の罹患率は、以下の通りです。
・15〜24歳: 20%
・25〜34歳: 30%
・35〜44歳: 40%
・45〜54歳: 50%
・55歳以上: 55〜60%
歯周病は自覚症状が乏しく、進行すると手遅れになることもあるため、定期的な検診を受けることが大切です。
厚生労働省によると、歯周病検診は40歳・50歳・60歳・70歳と10年ごとに受けられるようマニュアル化されています。
しかし、自治体により20歳から受けられたり、5年ごとに受けられたりと様々です。
そんな歯周病検診ですが、一体どのようなことを行うのでしょうか?
一般的な歯周病検診の手順は以下の通りです。
① 口腔内視診
歯科医師が、歯茎の腫れ、出血、歯石、歯肉の退縮などの異常がないかをチェックします。
② 歯周ポケット測定
歯周ポケット(歯と歯茎の間の隙間)の深さを測定します。
ポケットが深いのは、歯周病の兆候です。
③歯石除去
歯石を取り除き、歯茎の健康をサポートします。
④レントゲン撮影
歯周組織の状態を評価するため、レントゲンを撮影することもあります。
⑤指導とアドバイス
歯磨きや歯間清掃の方法、予防策についてアドバイスを受けます。
以上が、歯周病検診の内容です。
歯周病検診は、自治体により補助金が出ることもあります。
実費500円で受けられたり、無料クーポンが配布されたりするかもしれません。
しかし、自治体の補助金が出る歯周病検診は、ほとんどの場合、基本的な歯や歯ぐきのチェックや指導のみです。
クリーニングやレントゲンを撮る際は、別途料金がかかるので注意しましょう。
いかがだったでしょうか?
今回は、歯周病検診についてお話しました。
歯周病にならないためには、定期的な歯周病検診と歯科受診が必須です。
80歳になっても歯を20本以上残せるよう、今から歯周病予防をしていきましょう!
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