前回は、知覚過敏とむし歯の違いについてお話しました。
今回は、知覚過敏の治療とセルフケアの方法をお伝えします。
【知覚過敏の治療】
・歯周病の治療
歯周病が原因で知覚過敏になっている場合は、歯周病の治療をします。
・しみ止めの薬を塗る
象牙質が露出した部分に薬を塗ることで、痛みを軽減させてくれます。
・詰め物をする
歯の根元が欠けている場合は、歯科専用のプラスチック材で詰め物をします。
・フッ素を塗る
フッ素には、歯質を強くする働きがあります。
そのため、知覚過敏の症状を軽減する効果が期待できます。
・マウスピースを作る
歯ぎしりや食いしばりが原因の場合は、夜用のマウスピースを作成し歯へのダメージを軽減します。
・噛み合わせを調整する
歯の噛み合わせが原因の場合は、噛み合わせを調整します。
・神経をとる
日常生活に支障が出るほどの歯の痛みがある場合は、神経を取るケースもあります。
【知覚過敏のセルフケア方法】
・歯を丁寧に磨く
知覚過敏になると、歯ブラシの毛先が当たるだけで痛むことがありますよね。
痛みがあると、どうしても歯磨きをしたくなくなります。
しかし、歯磨きをおろそかにすると、むし歯や歯周病になってしまうかもしれません。
そのため、歯ブラシの毛先はしっかりと歯に当てて磨くようにしましょう。
もし、冷たい水が歯にしみる場合は、ぬるま湯を使用することで痛みが軽減されますよ。
・毛先が柔らかい歯ブラシを使用する
毛先が柔らかめの歯ブラシを使うことで、歯に余計な力が加わることを防ぎます。
・力強くブラッシングしない
歯をゴシゴシと強い力で磨くと、歯茎や歯を傷つけてしまうかもしれません。
象牙質が露出するのを防ぐためにも、歯を磨く際には優しい力で小刻みに動かすようにしましょう。
いかがだったでしょうか?
歯磨き粉の中には、「乳酸アルミニウム」や「硝酸カリウム」が含まれている知覚過敏専用のものがあります。
大切な歯を守るためにも知覚過敏は放置せずに、しっかりとケアしていきましょう!
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