メタボは、メタボリックシンドロームの略です。
メタボリックシンドロームは、内臓肥満に高血圧・脂質異常・高血糖などが合わさった状態のことで、かつては成人病と呼ばれていました。
メタボはどんな病気に繋がるかご存知でしょうか?
メタボリックシンドロームの方は、2型糖尿病になるリスクが約3倍、心血管疾患を起こすリスクも約3倍だと言われています。
他にも、非アルコール性脂肪肝・腎臓病・睡眠時無呼吸症候群・高尿酸血症になるリスクもあります。
このような恐ろしいメタボリックシンドロームですが、実は「歯周病」との関連性も指摘されているのです。
メタボリックシンドロームと関係が深いのは、食生活です。
栄養バランスの整った食事をすることで、内臓脂肪を減らすと考えられています。
また、健康な歯でよく噛むことで「食べ過ぎ防止」にもなるのです。
ところが、歯周病により硬いものが噛めなくなったり、歯が失われると高血糖や糖尿病のリスクが高まります。
逆に、糖尿病が悪化することで免疫力が低下し、歯周病を悪化させることもあるのです。
実際に、糖尿病患者に歯周病の治療をしたところ、血糖値が改善されたというデータもあります。
このように、歯周病と糖尿病には深い関連があることが分かりますね。
みなさんは、「メタボリックドミノ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
メタボリックドミノとは、メタボリックシンドロームが進行することで、まるでドミノ倒しのように身体に悪影響がでることです。
メタボリックシンドロームは、自覚症状がないことが多いですが、絶対に放置してはいけません。
運動や食生活の改善などダイエットをすることで、高血圧・脂質異常・高血糖が改善されるそうです。
さらに、糖尿病の発症も予防できます。
適切な運動、食生活の改善に合わせて、「歯周病を予防」することはメタボリックシンドロームの改善に繋がるでしょう。
全身の健康を維持するためにも、お口の健康を守っていきましょうね!
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