歯肉炎は自分で治せる?

歯肉炎と歯周炎の総称が、歯周病です。

歯肉炎は、歯ぐきが赤く腫れている状態のことで「歯周病の初期段階」です。

歯肉炎の状態であれば痛みはほとんどなく、しっかりケアすることで症状が改善されます。

それでは、ご自身でできる歯肉炎のケア方法を見ていきましょう!

・口腔内を清潔にする

歯肉炎の原因であるプラークを取り除き、口腔内を清潔にしましょう。

正しい歯ブラシをすることで、徐々に症状が改善していきます。

通常、歯の表面を磨く際には歯ブラシの毛先を垂直に当てます。

しかし、歯と歯茎の間を磨く際には歯ブラシを45度傾けるようにしてください。

こうすることで、歯と歯茎の間にあるプラークまで歯ブラシが届きやすくなりますよ。

また、タフトブラシの利用も効果的です。

タフトブラシは、毛束が1つのヘッドになっている小さな歯ブラシのことを指します。

薬局で購入可能なので、気になる方はぜひ活用してみてください。

・唾液を多く分泌させる

唾液は、口の中に残った食べかすや細菌を洗い流します。

そのため、唾液を多く分泌させることで歯肉炎の進行を抑えやすくなるのです。

唾液を出させる方法は、唾液腺マッサージ、キシリトール入りのガムを噛む、かみごたえのある食べ物を食べる、などがあります。

・生活習慣を見直す

みなさんの生活習慣は健康的でしょうか?

睡眠不足や栄養不足、運動不足だと身体の免疫機能が低下していきます。

その結果、お口の中の免疫力も弱まってしまうのです。

質の良い睡眠、栄養バランスの整った食事、適度な運動をすることで免疫力を向上させましょう!

以上が、ご自身でできる歯肉炎のケア方法です。

歯肉炎のセルフケアを行なっているのにもかかわらず、10日以上経っても改善しない場合は歯科医院を受診しましょう。

歯肉炎を放置していると、「歯周炎」や「歯槽膿漏」になってしまうこともあります。

歯周病が悪化すると、最悪の場合、歯を抜歯しなければなりません。

ご自身の大切な歯を守るためにも、セルフケアを徹底して行いましょう。

「歯茎が腫れていて、いつもと様子が違う」と思ったら、放置はせずに早めに歯科医院にお越しくださいね。

歯に関するご相談・ご予約はお電話にて承っております。

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