前回は、全国に500万人はいると言われている「歯科恐怖症」についてお話ししました。

歯科恐怖症になる原因は、さまざまありますが、ほとんどの場合「幼少期の歯医者のトラウマ」が原因になっていることが多いです。

今回は、歯科医院が行なっている歯科恐怖症の方への治療のポイントをお伝えします。

①患者様とのコミュニケーションを大事にする

②リラックスできる環境づくりを行う

③イヤホンやアイマスクを着用する

1つずつ見ていきましょう。

①患者様とのコミュニケーションを大事にする

「これからどんな治療を行うのか」「痛みは生じるのかどうか」など、患者様は多くの不安を抱えていることがあります。

歯科治療中は口の中が見えないため、「何を行なっているのか分からず不安」だと思うことは当然です。

そのため、歯科恐怖症の方に限らず、どのような手順を踏んで治療を行うのか、分かりやすい説明を心がけています。

もし、治療前後に不明点がありましたら、気軽にご相談くださいね。

②リラックスできる環境づくりを行う

患者様が治療中にリラックスできるよう、心地よい音楽を流したり、アロマを焚いていたりする歯科医院もあります。

他にも、「大丈夫ですか？」と適宜声かけをしながら、患者様と二人三脚で治療を行うことも重要です。

もし、歯科治療中に不安や恐怖を感じたら、大きく深呼吸をしたり、楽しいことを考えたりしてみましょう。

こうすることで気が紛れ、リラックスしやすくなると言われています。

③イヤホンやアイマスクを着用する

患者様の中には、外界の刺激を遮断した方が安心できるという方もいます。

イヤホンで自分の好きな音楽を流したり、アイマスクをして視界を遮ることで、恐怖が和らぐかもしれません。

しかし、逆に情報がないことで「さらに不安になる」という方もいるため、自分に合った方法を試してみましょう。

当院では、気持ちを落ち着かせる作用のある笑気ガスを利用した「笑気吸入鎮静法」を導入しています。

この方法を取り入れることで、治療中にウトウトと眠くなり、リラックス状態で治療を受けられます。

気になった方は、お気軽にお問い合わせください。

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