歯磨きはどの時代から始まった?

今回は、歯磨きの起源についてお話していきます。

みなさんは、いつから歯磨きが始まったと思いますか?

日本で歯磨きの習慣ができたのは、6世紀ごろの仏教伝来の時だと言われています。

古代インドには、「ダンタカーシュタ」という言葉があります。

これを日本語に訳すと「歯木」です。

紀元前5世紀頃のインドでは、木片を咬砕して作成した歯木で歯面を擦り始めました。

歯木は、現在の歯ブラシの原型だと考えられているんですよ。

仏教の開祖となった釈迦は、弟子たちに歯木についての教えを説いています。

その教えの内容は以下の通りです。

釈迦の弟子たちはこの教えを信じ、歯の手入れを始めたのです。

また、歯木にはいくつかのルールが設けられていました。

それを見た釈迦は、「歯木は長すぎても短すぎてもいけない」というルールを作りました。

仏教が日本に導入された6世紀には、上流階級である僧侶や公家などが身を清める儀式として歯の手入れを行なっていました。

その後江戸時代になると、歯木は房楊枝へと姿を変えて商品化されます。

そんな房楊枝には、3つの役割があったと言われています。

まず1つ目は、ブラシ状になっている部分で歯を磨くこと。

2つ目は、反対側の尖っている部分で歯間の汚れを取ること。

最後の3つ目は、柄のカーブしている部分で舌をこすり、舌の汚れを取ることです。

まさに一石三鳥ですね!

最初は塩を使用して歯を磨いていましたが、歯磨き粉が誕生し、一般庶民の間でも歯磨きが浸透していきました。

これが日本における歯磨きの歴史です。

今では、むし歯予防・歯周病予防に役立つ歯磨き粉も販売されています。

気になる方は、受付窓口にてお気軽にお尋ねくださいね。

ご相談・ご予約はお電話にて承っております。

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