みなさんは、「笑気吸入鎮静法」をご存知でしょうか?
笑気吸入鎮静法とは、歯科治療に対する強い恐怖や不安がある方の負担を軽減させる治療法です。
インプラント治療や親知らずの抜歯など、患者様に合わせて使用されます。
笑気吸入鎮静法では、低濃度の笑気ガス(亜酸化窒素)と、高濃度の酸素を3:7で配合されたものを、鼻から吸います。
少し経つと鎮静・鎮痛作用が働き、ウトウトと眠ったような状態でリラックスしながら治療を受けられます。
人により感じ方はさまざまですが、「ほろ酔いのような状態になった」「ふわ〜となり体が温かくなった」と感じることが多いそうです。
突然ですが、ここでみなさんにクイズです!
なぜ、「笑気」吸入鎮静法と呼ばれていると思いますか?
予想はできたでしょうか。
正解は…
笑気ガスを吸うことで不安や緊張が和らぎ、ニコッと笑っているような表情になるからです。
おもしろい名前の由来ですよね。
それでは、最後に笑気吸入鎮静法でよくある質問にお答えします!
Q.笑気吸入鎮静法は安全ですか?
A.はい、安全です。小さなお子様から高齢者の方まで、適応範囲が幅広いです。
妊婦さんの無痛分娩時にも使われるほど、安全性が高いと言われています。
Q.笑気吸入鎮静法の使用後は、少し休む必要がありますか?
A.いえ、数分程度で帰宅可能です。
笑気ガスの吸入後は、速やかに効果を発揮し、中止すればすぐに排出されます。
Q.意識を失ってしまうのでしょうか?
A.いえ、笑気ガスを吸っても意識を失うことはありません。
患者様に合わせて、ガスの濃度を調整しながら行うので、安心してください。
治療中は、会話など簡単なコミュニケーションを取ることも可能です。
Q.笑気吸入鎮静法が合わない人はいますか?
A.妊娠初期の方やパニック発作がある方、喘息の方、てんかんをお持ちの方は不向きです。
また、鼻炎などで鼻呼吸が上手くできない方は、笑気ガスの効果が薄くなる可能性があります。
使用前に詳しい説明をいたしますので、ご不明点があればお気軽にお伝えくださいね。
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