舌磨きって効果があるの?

「ドラックストアで舌磨き用のブラシを見かけたけど、舌磨きってなんの効果があるの?」と疑問を抱いたことがある方もいるかもしれません。

そこで今回は、舌磨きを行う意味と、その効果についてお話します。

それでは、まず鏡の前で「ベー!」と舌を前に出して観察してみましょう。

観察してみると、舌が白く汚れていることが分かります。

この白い汚れは、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれています。

簡単にいうと、舌の汚れのことですね。

食べかすや細菌、はがれ落ちた粘膜などが混ざって、この汚れが形成されています。

舌を見たときに、舌のピンク色が分かる程度の汚れなら問題ないですが、白い汚れが厚くなっていたり、黄色くなっている場合には注意が必要です。

この状態だと、せっかく綺麗に歯磨きをしても、舌の細菌が歯の表面に付着してしまうかもしれません。

ここからは、舌磨きのメリットを3つ紹介いたします!

舌苔を取り除くことで、口の中の細菌を減らすことができるので、虫歯や歯周病のリスクを減らす効果が期待できます。

舌苔が蓄積すると、口臭の原因となる「揮発性硫黄化合物」が作られます。

その結果、口の中から「生ゴミやおなら、魚の腐ったようなニオイ」が発生してしまうのです。

舌磨きをすることで、このような嫌なニオイの発生を予防できます。

誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液が気道に入り込むことで、口の中の細菌が肺の中に入ることで発症する肺炎のことです。

誤嚥性肺炎は、寝たきり高齢者の方の死因にもなるほど恐ろしい病気です。

舌磨きをすることで、口の中が清潔になり誤嚥性肺炎の予防になると言われています。

他にも、インフルエンザなどの感染予防や、口の中がスッキリするなどのメリットもあります!

舌磨きには、さまざまなメリットがあることが分かりましたね。

次回は、舌磨きの正しいやり方をお伝えします!お楽しみに。

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