親知らずってなんで生えるの?抜いた方がいい?
こんにちわ!
平野歯科医院 藤沢です。
みなさんは親知らずが生えていますか?
そして、その親知らずは今どうなっていますか?
今日は、少し親知らずについて学んでみましょう。
そもそも親知らずとは、口の中の最も奥にある歯で、第三大臼歯(智歯)とも呼ばれます。
昔の人は、今よりもずっと早くに亡くなっていたので、親が亡くなってから、または親が知らないうちに生えるということからこの名がついたそうです。
また、昔の人は木の実や雑穀など固いものを食べて生きていたので、顎が発達しており、親知らずがしっかり生えるスペースがありました。また、固いものを食べるために、親知らずは大切な歯だったそうです。
今の人たちは、昔の人に比べ、柔らかいものを食べているため、顎も細くなっています。そのため、親知らずが生えなかったり、途中までしか生えなかったりすることもあるので、人間の進化って不思議ですよね。
親知らずは、通常上下左右で合計4本生えてきます。しかし、親知らずは人によって、大小様々な形をしており、口の一番奥という狭い場所に生えるため、異常な方向に生えたり、生えずに顎の中の骨の中に留まったりすることがあります。
まっすぐ正常に生えた親知らずはちゃんと歯磨きができるようなら基本的には抜く必要がありません。
しかし、正常に生えた歯でも抜歯を考えた方がいいケースもあります。
例えば、上の親知らずがまっすぐに生え、下の親知らずが生えていない場合などは抜歯しても良いかもしれません。
歯と歯はお互いに噛み合うことで、綺麗な状態を保ったり、強さを保ったりしています。そのため、噛み合わせ相手がいない歯は、むし歯になりやすく、他の歯にも影響を及ぼす可能性があります。
また、生える途中で止まっている親知らずや、異常な方向に生えている親知らずは、歯磨きが非常に難しいため、炎症を起こしたり、口が開きにくくなったりします。
いずれの場合も、親知らずが生えてきたらどうすればいいか、歯科医院で判断を仰ぐことが大切ですね。
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