歯科治療で防げる生活習慣病があるのを、ご存じですか?
生活習慣病は、食生活や運動不足、喫煙などの生活習慣が原因となって発症する病気で、糖尿病や脳卒中、心臓病などが代表的です。

糖尿病、脳卒中、心臓病がどのような病気なのかを見ていきましょう。
病気 | 説明 |
糖尿病 | 血糖値が異常に高くなる病気。インスリンの分泌不足や効果が悪くなり、血糖値を適切に調整できなくなる。進行すると、目や腎臓、神経に障害を引き起こすことがある。 |
脳卒中 | 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の2種類がある。 脳梗塞は脳の血管が詰まる病気。脳出血、くも膜下出血は脳の血管が破れる病気。 |
心臓病 | 心臓の機能が低下する病気の総称。主に冠動脈疾患(心筋梗塞など)が含まれる。血管が詰まることで、心筋への血流が減少し、心臓が正常に働かなくなる。 |
これらの病気には歯科治療が深く関わっています。
特に、歯周病と呼ばれる歯茎の炎症が、生活習慣病のリスクを高めることが知られています。
歯周病は、歯垢や歯石に溜まった細菌が歯茎を感染させ、炎症を引き起こす病気です。
初期の段階では痛みが少ないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
歯周病が進行すると、歯茎から膿が出たり、歯がぐらついたりしますが、それだけではなく、全身の健康にも影響を与えることがわかっています。
例えば、歯周病が悪化すると、体内の炎症が引き起こされ、血糖値がコントロールしにくくなります。
これが糖尿病の悪化につながることがあるのです。
また、歯周病は心臓病や脳卒中のリスクを高めるとも言われています。
歯周病の細菌が血流に入り込むことで、血管に炎症を引き起こし、動脈硬化が進んでしまうのです。
定期的な歯科検診と、歯垢や歯石を取り除くことで、歯周病を予防できます。
日々の歯磨きやフロスの習慣を守ることも非常に重要です。
毎日の歯のケアで生活習慣病のリスクを減らし、健康的な体を維持しましょう!
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