「歯医者に行くことが極端に怖い」
「歯医者の前を通るだけでドキドキする」
「怖すぎて歯医者で泣いてしまう」
これらに当てはまる場合は、もしかしたら歯科恐怖症かもしれません。
歯科恐怖症は、歯科治療に対する極端な不安や恐怖を感じることです。
一説では、日本人の500万人は歯科恐怖症であると言われているので、約20人に1人は歯科恐怖症と言うことになります。
「私だけが歯科恐怖症かも…」と悩んでいる方も、20人に1人は同じ症状の人がいると思ったら、少しだけ安心しませんか?
今回は、歯科恐怖症になってしまう原因について解説していきます。
最初に伝えておきますが、原因が明らかにある方もいれば、原因が曖昧で気づいたときには歯科恐怖症になっていた、という方もいます。
しかし、ほとんどの場合、「幼少期に歯医者で嫌な思いや怖い思いをしたこと」が原因になっていることが多いです。
例えば、こんな経験をしたことはありませんか?
・治療前に麻酔をしたが、その注射が痛かった
・麻酔をしたにもかかわらず、治療中に鋭い痛みを感じた
・痛みを感じたら左手をあげてと言われ手をあげたが、治療を止めてもらえなかった
・「もう少し我慢して」と言われ、強制的に治療された
・口を無理やり開けられながら治療をした
・歯科医師や歯科衛生士に横柄な態度を取られた
このような経験は、知らずしらずのうちにトラウマになり歯科恐怖症の原因となるのです。
「歯医者が怖い」という気持ちのまま、無理に治療してしまうと症状を悪化させてしまうかもしれません。
患者様の中には、「診療台に座っただけで震えが止まらない」「心臓がドキドキして冷や汗をかく」「恐怖に支配され気持ち悪くなる」という方もいます。
一度でも歯科恐怖症になってしまうと、痛みに配慮した治療だけでは歯科恐怖症を克服できません。
それでは、どのようにすれば歯科恐怖症の症状が和らぐのでしょうか?
次回は、歯科医院が行なっている歯科恐怖症の方への治療のポイントをお伝えします!
歯に関するご相談・ご予約はお電話にて承っております。