日中は何もなかったのに、急に夜に歯が痛くなった経験はありませんか?
今回は、歯が夜に痛くなる理由をいくつか紹介していきます。
・副交感神経による痛み
・血流による痛み
・筋肉による痛み
それでは、1つずつ見ていきましょう!
【副交感神経による痛み】
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は、活動するときに働く神経で、副交感神経は、リラックスをするときに働く神経です。
つまり、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役割をしています。
私たちの体は、この2つの神経を上手く調節しているんですよ。
それでは、話を戻しましょう。
夜は入浴したりのんびり過ごしたり、リラックスする時間が増えるため。副交感神経が優位になりやすいです。
副交感神経が優位になると、血管は拡張して血液の流れが良くなります。
このように血液の流れが良くなると神経を圧迫し、歯に痛みを感じやすくなるのです。
【血流による痛み】
ソファやベッドで横になると、血液が頭の方へ流れます。
そうすると、お口まわりの血流が促進され、神経を圧迫するので歯に痛みを感じるのです。
副交感神経が優位になるときと、原理が似ていますね。
【筋肉による痛み】
お口のまわりにも筋肉があります。
その筋肉が凝り固まると、歯に痛みを感じやすくなるのです。
みなさんも肩こりがあると、痛みを感じることがありますよね?
肩こりの原理と同様に、歯のまわりの筋肉が凝ると、痛みやすくなります。
今回は、夜に歯が痛む理由をお伝えしました。
痛みの原因は、歯に原因があることが多いですが、場合によっては他の病気が隠れている可能性もあります。
「痛みが何日も続く」「眠れないほど歯が痛む」場合は、決して我慢せず、すぐに歯科医院を受診しましょう。
痛みを取り除くためには、早期発見・早期治療が大切です。
少しでも、気になる症状があればお気軽に当院へお問い合わせください。
次のコラムでは、夜に歯が痛むときに疑いたい病気を紹介します。
そちらも、ぜひご覧くださいね。
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