正しい歯ブラシの選び方 パート2

前回は、磨きやすい一般的な歯ブラシの特徴を「毛の硬さ」「持ち手の形」「ヘッドのサイズ」の視点からお伝えしました。

今回は、「毛の材質」「毛先の形状」の視点からお伝えします!

歯ブラシの毛の材質で一番おすすめなのは、一般的に多く販売されている透明の「ナイロン素材」です。

「ナイロン素材だとすぐに毛が広がってしまう」という方は、ナイロン素材よりも耐久力のあるPBT毛材(ポリブチレンテレフタレート)のものを選んでみてください。

また、歯ブラシの毛には、動物の毛を使ったものがあるのをご存知ですか?

動物の毛はナイロン素材よりもコシがないので、歯垢が落としにくいデメリットがあります。

さらに、動物の毛はタンパク質のため細菌が付着しやすく、口腔内が不潔になりやすいです。

ただ、動物の毛は復元力が強く、ナイロン素材よりも毛先が広がりにくく丈夫というメリットもあります。

また、コシがなく歯や歯茎を傷つけるリスクが少ないため、歯茎が弱っている方におすすめな材質です。

毛先はギザギザしてるものではなく、平らなものがおすすめです。

毛先が平らの方が均等に力が入りやすく、綺麗に磨けます。

山切りのように毛先がギザギザしていると、歯の表面に毛先がしっかり当たらず磨き残しがあるかもしれません。

また、毛先は細いものではなく太めの方が良いでしょう。

極細の毛先は、歯周ポケットの汚れを落とせるかもしれませんが、毛のコシが弱いので歯垢が落ちにくいデメリットがあります。

さらに、毛先の長さは1cm以下の短めタイプがおすすめです。

毛先が長いと力が入りにくく、歯垢を落としにくい可能性があります。

毛先が密集しているものは乾きにくく、細菌が増殖しやすいのであまりおすすめできません。

歯磨きの際は、毛先を歯の表面に当て、細かく動かしながら丁寧にブラッシングしましょう。

今回の内容のまとめです!

次の歯ブラシの買い替えのタイミングでは、本日の内容をぜひ参考にしてくださいね。

歯に関するご相談・ご予約はお電話にて承っております。

関連記事

  1. オエッとなるのが怖い!嘔吐反射の原因と対策とは

  2. 親知らずってなんで生えるの?抜いた方がいい?

  3. 昔の人も苦しんだ?昔の歯科事情

  4. MRI撮影のときに銀歯があっても大丈夫?

  5. お歯黒のむし歯予防効果

  6. なぜ乳歯は永久歯になるの?