抜歯後のケアで気をつけること

抜歯後のケアは、その後の回復過程に大きな影響を与えるため、適切な対応が非常に重要です。

抜歯直後から数日間は特に慎重な管理が必要で、この期間の過ごし方が治癒に大きく影響します。

そこで、今回は「抜歯後のケアで気をつけること」について解説します。

これは出血を抑えるために必要な処置で、通常30分程度の圧迫が推奨されます。

ただし、出血が続く場合は新しい清潔なガーゼに交換して、さらに圧迫を続けなければいけません。

この際、頻繁にガーゼを交換することは逆効果となる可能性があるため、最低でも20〜30分は同じガーゼで圧迫し続けましょう。

特に、熱い飲み物や刺激物は避け、常温か少し冷めた柔らかい食事を摂ることがおすすめです。

また、抜歯部位を刺激しないよう、反対側での咀嚼を心がけましょう。

抜歯後は、口腔内の清潔保持も重要ですが、抜歯当日のうがいは控えめにしてください。

特に、強い力でのうがいは、治癒を遅らせる原因となります。

歯磨きは通常通り行っても構いませんが、抜歯部位は避けて優しく行うことが大切です。

また、腫れや痛みを最小限に抑えるために、抜歯後数時間は氷嚢による冷却が効果的です。

ただし、直接皮膚に氷を当てることは避け、タオルなどで包んで使用しましょう。

冷却は15分程度を目安に、適度な間隔を空けて行います。

過度な運動は血圧を上昇させ、出血のリスクを高める可能性があります。

また、入浴は可能ですが、長時間の入浴は血管を拡張させ、出血や腫れを助長する可能性があるため、ぬるめのシャワーを浴びる程度に留めてください。

抜歯した側を下にして寝ることは避け、できるだけ上向きになって寝るようにしましょう。

また、複数の枕を使用して頭部を少し高めにすることで、腫れの軽減に効果があります。

もし、抜歯後に「強い痛みが続く」、「出血が止まらない」、「腫れが著しい」、「発熱がある」などの症状が見られた場合は、すぐに歯科医院に連絡をしてください。

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