みなさんは、「プラーク」と「歯石」の違いを知っていますか?
今回は、意外と知らない「プラークと歯石の違い」についてお話していきます!

プラークと歯石は、どちらも歯に付着する汚れですが、その性質や取り除き方には大きな違いがあります。
まず、プラークは歯に付着する細菌の塊で、食べ物の残りかすや唾液中の成分と結びついて歯の表面に薄い膜を作ります。
プラークは柔らかく、歯ブラシで簡単に取り除くことが可能です。
しかし、プラークが長時間歯に残ると、どんどん硬化して歯石に変わります。
歯石は、プラークが石灰化(カルシウムとリン酸塩が沈着)したもので、非常に硬くなり、通常の歯磨きでは取り除けません。
歯石は歯茎の炎症を引き起こす原因となり、歯周病を悪化させることがあります。
また、歯石が付着することで歯磨きがしにくくなり、さらにプラークが溜まりやすくなるという悪循環に陥ることもあるのです。
プラークは毎日の歯磨きで取り除くことができますが、歯石は歯科医院での専用の器具を使用したスケーリング(歯石除去)が必要です。
歯科医院でのスケーリングの手順は、以下の通りです。
1.歯科医師が口内をチェックし、必要に応じて麻酔をかけます。 2.次に、超音波スケーラーや手用スケーラーを使い、歯石を除去します。超音波スケーラーは振動で歯石を取る一方、手用スケーラーは手作業で細かい部分を丁寧に取り除きます。 3.最後にポリッシングで歯の表面を磨き、ツルツルに仕上げます。 |
治療後は歯茎が敏感になることがありますが、通常はすぐに回復するので安心してください。
定期的な歯科検診を受け、早期に歯石を取り除くことで、歯周病や虫歯を予防することができます。
スケーリングが必要か確かめたい方は、ぜひ当院までお気軽にご相談くださいね。
歯に関するご相談・ご予約はお電話にて承っております。